有料老人ホームのイメージ

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有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅って?

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 高齢者施設は様々あります。大まかには介護保険施設とその他福祉施設に分かれます。そして、分かりやすいようで分かりにくいのが有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅です。制度的に複雑というわけではなく、その法人や会社のやり方によって、値段も利用の仕方も違うからです。

 今回は、有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅についてご説明します。どちらも、大まかには元気だけど1人暮らしが難しい方等には適していますので、その様な方の参考になれば幸いです。まずは有料老人ホームから説明させていただきます(^-^)。

有料老人ホーム

実は、有料老人ホームは2種類あります。

・在宅型有料老人ホーム

・介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)

です。「なんじゃそりゃ?」って感じですよね(;^_^A。まあ・・・それぞれ説明していきます!

介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)

有料老人ホームのイメージ

 イメージとしてはグループホームやユニット型の特養に近い感じです。(まあ、そう言われてもあまり分かりませんよね・・・)。介護認定されていないと入居できません。ざっくり簡単に言うと、個室で介護を常に受けれる施設です。

 要介護度の認定を持つ中でも、基本的には要介護1~5の方に対応できる施設です。特に入居期間も決まっておらず、お亡くなりになるまでいることも可能です。しかし、その事業所によって独自のルールが存在する場合があって、「要介護3以上は無理です!」みたいな事業所もあるので、入居前には確認して下さい。

 費用に関しては、特養より割高です。介護保険のお金だけで言えば特養より安く、538円~873円/日に少し月に何百円か時かかる程度です、しかし、お部屋代や食事代、共益費など事業所独自で決めますので、そこで介護保険施設より高くなります。(基本的に介護保険施設は国が食事代やお部屋代は決めてます)

 私の知っているところは、月に大体14万円~15万円です。特養より魅力なところは、「元気なうちに入って、亡くなる時も環境を変えず最後までいれる」というところです。なので、もし「介護度が重くなったら入居継続はできないです!」という介護付き有料老人ホームは、選ばない方が無難です。

 せっかく「介護付き」の有料老人ホームを選ぶのなら、最後までお世話してくれるところを選ぶことをお勧めします。

 

 在宅型有料老人ホーム

 イメージとしては、「高齢者専用の賃貸マンション・賃貸アパート」です。住所も移すのが一般的です。制度的には介護認定を受けてなくても入れます。在宅型有料老人ホームに入居しているだけでは、介護保険は使いません。食事がついて、ナースコールを押したら職員が来てくれる、ぐらいで基本的に介護サービスは受けられません。

 そこを自分の自宅として在住し、必要な方はデイサービスやデイケア、訪問ヘルパー等の介護保険サービスを利用します。制度的には介護認定受けていない元気な高齢者でも入居できます。事業所によっては夫婦部屋があったりもします。基本的には自宅になるので、自由気ままにしたい方にお勧めです。

 ただ、事業所自体は介護保険料が発生しないと、あまり儲けが出ないため、要介護認定を受けている人しか入れない様にしているところも多いです。そして、同じ事業所のデイサービスの利用を入居条件とするところがあります。例えば「うちの有料老人ホームに入ったら、併設しているデイサービスに通ってもらわないといけないです!」みたいな感じです。

 制度的には介護保険は「契約」なので、デイサービスは自由に選べます。なので、通いたいデイサービスが決まっているのであれば、入居する有料老人ホームに前もって確認した方が無難です。

 料金に関しては、非常にばらつきがあります。また入居するときに百万単位~一千万単位のお金がかかるところもあります。介護保険料を収入源としていないところだと、料金は高くなる傾向があります。元気で介護認定を受けていない方をターゲットとすると、どうしても部屋代や食事代、その他サービス料で利益を出さないといけないからです。

 私の住む鹿児島県南さつま市では、1番安い在宅型有料老人ホームだと、そこは指定したデイサービスに週に5回は通わないといけないのですが、介護保険料や医療費等もすべて含めて代替8万~9万/月で入居できます。他は、すべて含み大体15万~16万/月、高くて20万/月です。都会の方で知り合いの母親が入居したところは、入居前に2000万円かかり、大体30万/月にかかっていました。そこは、介護認定受けていない方も入居できる在宅型有料老人ホームです。

 また、要介護3くらいまでしか入居できないところが多いです。基本的に介護サービスがつかないので、夜間に介助が必要な方や、デイサービスや訪問ヘルパー等を利用しても生活が難しい方は対象外となります。中には、在宅型有料老人ホームの職員が、介護保険外で介護サービスをするところもありますが、別途料金がかかるところが多いと思います。希にお亡くなりになるまで対応するところもあります。

 有料老人ホームはその事業所の取り組み方や料金が非常にばらつきがあるので、細かいところまでその事業所の相談員に確認をする必要があります。最低でも、介護度が重くなってその施設で入居継続が難しくなった時に、その後のフォローをしてくれかどうかは確認をした方がいいです。

 その事業所が特別養護老人ホームも経営していて、そこに移ることが出来るとか、違う法人と連携していて、その法人の特別養護老人ホームに移れるとか、亡くなるまで対応しているとか、最終的な行き場まで考慮してくれるところをお勧めします。

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅のイメージ

 サービス付き高齢者向け住宅は略して「サ高住」と言われます。基本的には在宅型有料老人ホームとほぼ一緒です。高齢者専用の賃貸マンションみたいなものです。住所も移します。食事がついて、何かあったら職員が駆けつけることはしますが、介護はついてません。

 制度的には要介護認定を受けていない人でも入居できます。しかし、こちらも在宅型有料老人ホームと同じで、要介護認定を受けている人しか入居できない事業所もあります。

 部屋を借りて自宅とし、要介護認定を受けていればそこから、デイケアやデイサービス、訪問ヘルパー等好きなサービスを受けながら生活できます。まあ、これも在宅型有料老人ホームと同じですね。こちらも事業所によっては夫婦部屋があります。

 料金に関しても在宅型有料老人ホームと同じで非常にばらつきがあります。私の知っているところは、介護保険サービス等も含めて、ワンルームの安い部屋で14万~15万/月、風呂付の大きな部屋で20/月ぐらいです。電気代や水道代等も普通にかかります。共益費や管理費があるところないところもあります。

 在宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の何が違うかというと、国の管轄が在宅型有料老人ホームは「厚生労働省」、サービス付き高齢者向け住宅は「国土交通省」というところです。まあ、お客様には全くと言っていいほど関係ないです( ̄▽ ̄;)。

 5年前くらいの新聞で、サービス付き高齢者向け住宅の平均介護度が「3」という記事がありましたが、昼間は介護保険サービスで何とかなっても、夜間は厳しいんじゃないかな?と思います。呼ばないと職員は基本的に来ないので、夜間はほとんどほったらかしになるのが現状ですので・・・

 サービス付き高齢者向け住宅も在宅型有料老人ホームと同じで、介護度が重くなったら施設に移る必要があることが一般的です。なので、介護度が重くなった時にフォローをしてくれる事業所をお勧めします。

まとめ

・介護付き有料老人ホームは、基本的に要介護1~5の方まで入居出来て、亡くなるまで入居できるところが多い。

・在宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅は、基本的に元気な方が入居できるところではあるが、事業所によっては介護認定されてないと入居できない。亡くなるまで入居できるところもなくは無いが、介護度が重くなったら(事業所にもよるが介護度3~5)、退居しないといけないことが多い。

・料金に関してはすごくばらつきがあるため、説明が出来ないので確認が必要。

・介護付き有料老人ホームは、亡くなる最後まで入居できる事業所がお勧め。在宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅は、介護度が重くなってもその後のフォローをしてくれる事業所がお勧め。

・有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違いは、国の管轄が「厚生労働省」か「国土交通省」。(超絶至極どうでもいいこと)

 介護付き有料老人ホームに限らず、特別養護老人ホームや老人保健施設、介護医療院やグループホームは介護がつく分、転倒や怪我等の「リスク」は低くなります。「管理」されている分、リスクも低いですが、「自由度」も低いです。

 在宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、ただの自宅になるので、転倒や怪我等の「リスク」は高くなりますが、その分あまり「管理」されないので「自由度」は高いです。

 どちらが「良い悪い」ではありません。どちらもその利用するお客様やご家族の希望や状況、環境等で決めればいいと思います(^-^)

 介護施設を選ぶのに迷っている誰かの参考になれば幸いです(/・ω・)/

高齢者に花を挙げる女性

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