認知症の対応~その1~
認知症の中でも、特に短期記憶が低いだけという方がいます。「短期記憶」とは、5分や10分前の記憶等の短い期間の記憶力です。まあ、簡単に言えば、短期記憶が低いという事はさっき言ったことをすぐに忘れて、同じことを何度も短時間で繰り返し話をしたりしてしまいます。
そういう人に「さっき言ったでしょ!」とか「何度言ったら分かるの?」、「いい加減にして!」等と言っても、通じません。何故なら完璧に忘れているからです。忘れていてしかも思い出せないという事は、本人にとっては「無かったこと」です。「無かったこと」とは「存在しなかったことや事象」です。
ですので、その都度あたかもその話を今聞いたかのような反応をした方が、短期記憶が引くい認知症の人に対しての対応はベターです。ただ、仕事として介護している人はそうしないといけないと思いますが、家族になると難しいです。四六時中同じ話を聞かされると、さすがに鬱になるくらいきついです。
そういう時は、介護保険サービスを本人が納得していなくても使いましょう。2泊3日のショートステイ等のお泊りサービスを使うことをお勧めします。何故なら同居している家族のリフレッシュが出来るからです。
私は相談員として、いつもご家族に言うのが「介護している方が無理になったら、それこそ共倒れになり大変なことになります。ですので、ご本人の意にそわなくても、介護者が無理な時は介護保険サービスを利用して介護者が無理ないようにする必要があります。」と説明しています。
なので、同じことを何度もいう様になったら、その都度初めて聞いたように反応して、精神的にきつくなったら距離を置けるような介護保険サービスを利用することが無難だと思ったりしています(^_^;)
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